【音楽】Gotye - Somebody That I Used to Know (feat. Kimbra)
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作品紹介

動画出典:gotyemusic

JACK
男女両方の視点で描かれた歌詞とマッチしたPVが見どころ!

作品情報

Somebody That I Used to Know (feat. Kimbra)

アーティスト:
・Gotye

リリース:
・2011年

アルバム:
・3ndスタジオアルバム "Making Mirrors"

アーティスト情報

Gotye(ゴティエ)

本名はWouter De Backer(ワウター・デ・バッカー)。

ステージネームは"Wauter"をフランス語話者の母が"Gaultier"と発音していたことに由来する。

My birth name is Wouter. Wouter translates into French as “Gaultier.” My mom was a French-speaker, so once in a while when I was younger, she used to call me “Gaultier” as a pet name.

1980年、ベルギーのブルージュ出身。

2歳の時にオーストラリアに移住、以降英語名の"Walter"として過ごす。

楽器演奏に興味を持った学生時代にピアノとドラムを中心に学び、高校時代には友人らと3人でバンドを結成する(当時のメンバーの一人Lucas Tarantoは現在もベース担当としてGotyeと活動している)。

2001年、主にサンプルを使用していくつかの曲を作った彼はGotye名義でCDをまとめ、各地のラジオ局や業界関係者に向けてアピールをかけた。

最初のアプローチで彼はメルボルンの地域誌やオーストラリアのオルタナティブ系ラジオ局Triple Jから肯定的なフィードバックを得ることに成功する。

2004年、地元の図書館で働きながらリリースした2ndアルバム"Like Drawing Blood"が2006年にTriple Jでフィーチャーされ、リスナー投票でベストアルバム1位を獲得。

同年にARIA賞(Australian Recording Industry Association Music Awards)にてMost Outstanding New Independent Artist(最も優れた独立したアーティスト)部門を受賞し、広く知られるようになる。

補足

Kimbra(キンブラ)はニュージーランドのシンガーソングライター。

17歳の時に活動の拠点をオーストラリアに移し、本作の世界的大ヒットを受け、2012年に全米デビュー。

映画『フランケンウィニー』(原題:Frankenweenie)にインスパイアされて作られたサウンドトラック"Frankenweenie Unleashed"に"With My Hands"という曲を提供しているので、映画ファンにはお薦め。

それにしてもデビュー前にグラミー賞受賞しちゃうってとんでもないな。

レビュー

感想

「だからって、僕を切り捨てることないじゃないか」で始まるサビが耳に残る失恋ソング(Break up song)。

付き合っているときには幸せだったのに別れた途端、自分の歴史から抹消しようとすることあるよね。

ゴティエの歌う内容だけ聴くと「あの女…!」っていう気持ちがわかるけど、キンブラのパートを聴くと「あれ、これって男側もちょっとおかしいんじゃない?」と気付く。

前の失恋に未練タラタラな男がグチグチ文句を言っている歌なのに、いい曲に聞こえる不思議。

海外の失恋ソングはバリエーションに富んでいて面白い。

僕はこの曲を聴いているとき映画『500日のサマー』が強烈に呼び起こされてどうしようもなかった。

まさしくこの曲で歌われている感じ。

女性に振り回される若きJoseph Gordon-Levitt(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が見たい人にお薦め。

時系列をいじった演出も綺麗。

恋愛ってのは何とも自分勝手なものである。

 

補足

どうしても我慢できないことが一つだけあって、これはもうここで書かせて欲しいんだけれど、日本のレコード会社のプロモーション担当は絶対に曲をちゃんと聞いていないオジサンだと思っている。

もういい加減にして欲しい。

『サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ ~失恋サムバディ』ってなんだよ!

「失恋サムバディ」って!

Meghan Trainor "All About That Bass"の邦題(詳しくはCharlie Puth "Marvin Gaye"参照)つけたのもお前だろ!

JACK
結構本気で怒ってるからな!

もっと作品を楽しむために

今回はどこか芸術的なPVと、ユニークなサウンドについて紹介。

このPVではどんどん色を塗られていくゴティエに対し、キンブラは逆に色が抜けていくという展開になっている。

この「色」はおそらく恋愛に対する執着だとか未練を表していて、恋愛を重ねるたびに過去の恋愛観を引きずっていく男性と、「そんなのうんざり、もうさよなら」とさっさと切り替える女性が表現されているというように読み解ける。

やっぱり違う言語の曲だからどうしても雰囲気で観がちなんだけれど、歌詞を理解しながらPV観るの面白いのでお薦め。

 

映像監督を務めるWarwick Field(ワーウィック・フィールド)のVimeoに制作現場の様子がアップされていたので紹介。

ストップモーションだから被写体大変。

動画出典:Warwick Field ACS

 

ゴティエはこの曲が目立ちすぎて他の曲が埋もれがちだけれど、他の曲も作り込みがすごい。

この曲が収録されているアルバム"Making Mirrors"の制作風景を収めた映像を観ると、サンプリング一つ一つを自分で収録して仕上げていく様子が映されており、彼のこだわりの強さが垣間見える。

JACK
次はどんな曲を聴かせてくれるのか楽しみだ。

動画出典:gotyemusic

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