【音楽】Movits! - Sammy Davis Jr.
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作品紹介

動画出典:MovitsTV

JACK
スウェディッシュ・エレクトロ・スウィング!PVも格好いいぞ!

作品情報

Sammy Davis Jr.

アーティスト:
・Movits!

リリース:
・2011年

アルバム:
・2ndスタジオアルバム "Ut ur min skalle"
・日本では"Out of My Head"

アーティスト情報

Movits!(モーヴィッツ)

ヒップホップ/ラップをベースとし、スウィングジャズやマカロニウエスタンなど幅広い要素を取り入れた、ボーカルとDJとサックスから成るバンド。

楽曲の多くがスウェーデンの政治・社会的問題に関する内容であることから、母国語であるスウェーデン語で歌うことを信条としている。

ボーカルのJohan Rensfeldt(ヨハン・レンスフェルト)とDJのAnders Rensfeldt(アンダッシュ・レンスフェルト)兄弟が2004年にPlaneten Jorden(プラネテン・ジョーダン)名義でデビューEP"Frihetssånger i retroadidas"をリリース。

2007年にサックス奏者のJoakim Nilsson(ヨアキム・ニルソン)を加え、Movits!を結成する。

 

SPECIAL THANKS!

Wikipediaの「Movits!」の記事を執筆されているMovits! Fans.jp( @movits_fansjp)様にtwitterで色々教えていただきました。感謝!

レビュー

感想

JACK
意味が分からない言語で歌われた曲ほど、音を純粋に楽しめる気がする。

ということで、さっぱり意味の分からないスウェーデン語です。

PVの電気流されてる風のパフォーマンスと、タップダンスが格好いいのですよ(どちらもメンバーではない)。

 

オフィシャルPVの日本語字幕からもわかる通り、本作は政治的なネタはなさそう。

ちなみに日本語字幕にしたのは「日本語がかっこいいなって思ったから」なんだって。

もっと詳しく
北欧の情報を取り扱うウェブマガジン。
2013年10月の梅田ライブ前のインタビュー記事。

オールドスクール最高!なネタ満載なので、1960年~1970年代好きな人こそ聞いてほしい。

Frank Sinatra(フランク・シナトラ)にSammy Davis Jr.(サミー・デイヴィス・ジュニア)、Gene Kelly(ジーン・ケリー)にJames Brown(ジェームス・ブラウン)…。

こういう歌詞ってあんまり中身がないように見えるけど、同時代や同ジャンルをまとめるときに結構参考になったりするので、知らない名前が出てくる度に検索したりすると見識が広がって面白いよね。

Billy Joel(ビリー・ジョエル)の"We Didn't Start The Fire" とか、Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)の"Sir Duke"みたいに。

歌詞に出てくるスウェーデン人シンガーのPlura Jonsson(プルラ・ジョンソン)やEvert Taube(エバート・トーブ)なんてこの曲を聞かなかったらおそらく一生出会わなかっただろうし、Common(コモン)やWaililg Souls(ウェイリング・ソウルズ)も初めて聞いたぞ。

 

2020/02/17追記

前述のMovits! Fans.jp( @movits_fansjp)様より、トリビアをいただいたので紹介。

1stアルバム"Appelknyckarjazz"に収録されている"Stick iväg Jack del II"という曲、実はRay Charel(レイ・チャールズ)の"Hit the Road Jack"のその後という設定だそうで。

(公式以外のYouTube動画は埋め込まないというルールを曲げられないので気になる人はリンク先に飛んで聴いてくれ…著作権保護のためじゃ…すまん…)

元になった曲は有名なのでオールディーズに馴染みのない人もどこかで聴いたことあるのでは。

動画出典:Ray Charles

 

この”Hit the Road Jack”、基本的に「ジャック、もうどっか行ってったら。二度と顔も見たくないわ。——何て言った?」の掛け合いの繰り返しなんだけど、この後どうなったかが描かれている…らしい。

スウェーデン語はさっぱりわからないので、Google翻訳でスウェーデン語→英語→日本語にして歌詞を調べてみたところ、裁判になったりお金がなくなったりと散々な感じの歌詞っぽい。

"Hit the Road Jack"も1961年のオールドスクールということで、やはりこの辺りのジャンルが好みなんだろうか。

JACK
Movits! Fans.jp( @movits_fansjp)様、情報ありがとうございました!

もっと作品を楽しむために

曲名にもなっているSammy Davis Jr.について。

Charlie Puthの"Marvin Gaye"同様、実在人物がタイトル名になっている。

Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)が人生において一度だけ歌った曲がある。

"You Were There"という曲だ。

これはサミーの芸能活動60周年記念にマイケルが彼に捧げた曲である。

※気になる方は[michaael jackson you were there]でYouTube検索を。

3歳から芸能活動を始め、タップダンサー、歌手、物まね芸人、演奏家、俳優として人気を博したサミー。

隻眼(左目が義眼)で黒人でユダヤ教。

当時まだ人種差別が横行していたアメリカで、芸能ジャンルで黒人の活躍の場を切り開いた人物だ。

そんな彼の十八番がこちら、”Mr. Bojangles”。

動画出典:SammyDavisJrVEVO

JACK
うーん、渋い…これは若造には歌えねぇ…

若い頃はタップダンスも軽やかに踊っていて、今回紹介したMovits!の"Sammy Davis Jr."のPVのダンスは彼へのオマージュだとわかる。

曲名に人物名が使われていたり、「●●に捧ぐ」と謳われた作品はその対象を調べると世界が広がって楽しい。

もっと詳しく
Sammy Davis Jr.の紹介と"Mr. Bojangles"の和訳歌詞を掲載している。
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