【マンガ】清水茜『はたらく細胞』
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作品紹介

JACK
抗原発見!

作品情報

はたらく細胞

作者:
・清水茜

連載誌:
・月刊少年シリウス

連載期間:
・2015年~

既刊:
・5巻

あらすじ

舞台はとある人間の体内。

新米の赤血球「AE3803」はそこに暮らす37兆の細胞たちの下へ酸素を運ぶ運搬作業を行っていた。

血管内皮細胞を破り、侵入してきた肺炎球菌らに襲われた赤血球は白血球「U-1146」に助けられる。

日々待ち受ける様々な騒動を血小板やキラーT細胞、NK細胞、マクロファージなどと共に、細胞たちはどう乗り越えていくのか。

レビュー

感想

現役中高生は必読。

理科「生物」への興味関心、理解促進にすごく役立つ。

何でもかんでも擬人化するのはどうかと思うが、これに関しては大正解。

こんなにわかりやすく細胞の働き、身体の仕組みを理解できるものはなかなかない。

1巻第2話『スギ花粉アレルギー』や第3話『インフルエンザ』、2巻第6話『熱中症』など、身近な症状ほど面白く読める。

「あー、今きっとナイーブT細胞が樹状細胞によって活性化されてエフェクターT細胞になって戦っているんだなぁ」と頭よくなったフリができるのもいい。

TVアニメ『はたらく細胞』公式サイトからマンガの第1話も観れるので未読の人は1話だけでも読んでみては。

 

上記の通りこの作品、つい先週までアニメ放送もしていたんだけど(2018年7月8日~9月30日までTOKYO MXで放送、全13話)、最終回放送記念で画像の一部を教育機関・医療施設などに無償提供をしている。

JACK
こういう勉強系のマンガもっともっと増えるといいなぁ。

 

スピンオフで『はたらく細菌』『はたらかない細胞』『はたらく細胞BLACK』(すべて清水茜監修)も出ていて、絵柄は違うがこちらも気になる。

近いうちに読もう。

動画出典:アニプレックス

 

もっと作品を楽しむために

2018年10月1日に京都大学の本庶佑特別教授のノーベル医学・生理学賞の受賞が決まりましたね。

これはすごい偉業なので、日本のメディアはそろそろ「ご家族の内助の功が…」とか「教授の普段の素顔は…」とかくだらないこと報道しないで、どういうことを為したのかわかりやすく説明してほしいものだけど、まぁそれはこのブログのテーマに反するのでおいといて。

一言で言うと、ガン治療の免疫療法を確立したと。

ガン細胞と結合して免疫細胞の機能を弱めてしまう「PD-1」というタンパク質の発見と、その結合を防ぐ新薬「ニボルマブ」(商品名:オプジーボ)の開発に成功したのである。

これで人類とガン細胞の長きにわたる戦いに変化が訪れるか。

もっと詳しく
本庶佑氏の研究内容について簡潔にまとめられた記事。

 

上で紹介した参考記事だと読むの億劫だったり、読んでもいまいちよくわからなかったりするんだけど、『はたらく細胞』の2巻第8、9話と5巻第24、25話を読むと急に理解が進むから本当にすごい。

JACK
こういう難しい内容も簡単に要点伝えることができるのがマンガの凄いところだよなぁ。
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