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作品紹介

動画出典:Studio MDHRのYouTubeチャンネル

作品情報

『CUPHEAD』

開発元:Studio MDHR

対応機種:Microsoft Windows、Xbox One

2017年9月29日にMicrosoft WindowsとXbox One向けにリリースされた。

The Game Awards 2017で"Best Art Direction"、"Best Independent Game"、"Best Debut Indie Game"を受賞。

D.I.C.E. Awards 2018で"Outstanding Achievement in Animation"、"Outstanding Achievement in Art Direction"、"Outstanding Achievement in Original Music Composition"を受賞。

あらすじ

インクウェル島(Inkwell=インク壺の意)と呼ばれる魔法の国で、賢者ケトル爺さん(Elder Kettle)の庇護の下、暢気に暮らしていた兄弟カップヘッド(Cuphead)とマグマン(Mugman)。

ケトル爺さんに日頃から注意されていたにも関わらず、二人はデビル(Devil)のカジノに入ってしまう。

ダイスゲーム、クラップスのテーブルで連勝する二人のもとにカジノのオーナー、デビルが現れ、二人により高額な取引を持ち掛ける。

「このゲームに勝てばカジノはお前らのもの、負ければお前らの魂は俺のもの。」

これまでの連勝に気が大きくなったカップヘッドはマグマンが止める間もなく、ダイスを振ってしまう。

あっさり負けた二人に対し魂の引き渡しを迫るデビルに、他の方法で償えないか懇願する二人。

「明日の真夜中までに債務不履行者達の魂を持ってくれば許してやる」という条件を満たすべく、二人は急いでカジノを後にした。

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レビュー

感想

1930年代を彷彿させるカートゥーンアニメ、BGMに軽快なジャズ、横スクロールのシンプルな操作性。

僕はこのゲームがやりたくてsteam(PCでプレイ出来るゲームのプラットフォーム)デビューしたんだけど、期待以上だった。

最近インディーゲームデベロッパーのゲーム熱いなぁ。

本作はChad Moldenhauer(チャド・モルデンハウアー)とJared Moldenhauer(ジャレッド・モルデンハウアー)のカナダ人兄弟によって設立されたStudio MDHRの最初の作品。

 

ほぼ全ステージがボス戦で、「えー、そっからそんな動きすんのかよ!」という予想できない初見殺しの攻撃をしてくるし、特にカスタマイズしない限り3回のダメージで負け(最大で5回)となるので、ファンシーな見た目に反して結構シビア。

上級者向け『ロックマン』って感じの2Dシューティングゲーム。

カートゥーンに限らず、日本のゲームにも多く影響を受けているようで、オマージュ元を探すのも面白い。

マグマン(青い方)は『ロックマン』オマージュかな(ロックマンは英語でMega-man)。

インスピレーションの源泉として挙げてるし。

もっと詳しく
Chad Moldenhauerへのインタビュー記事。

 

2人でもプレイできるみたいなので友だちと一緒にやると絶対に盛り上がれるはず。

なんか最近「わー、やられちまった!」って誰かとワイワイゲームする事ってなくなっちゃったなぁ。

2019年には追加コンテンツで新キャラ使えるみたい。

これって3人プレイできるってことなのか…選べるだけ?

 

操作性や難易度もいいけど、このゲームはやっぱり「1930年代カートゥーン」が見どころ。

毎フレームを手描き、手塗りして、背景は水彩で仕上げているって凄いよなぁ(詳細は上記リンク先参照)。

プレイ中は弾幕と敵の動きに集中しちゃって細部まで目が届かないので、クリア後は他人のプレイを観ながら世界観を楽しむのも良い。

日本語パッチはまだ当てられてないみたいだけど(予定はあるそう)、この世界観が崩れそうな気もするので英語のままでいてくれ…!ともちょっと思っている。

 

補足

サントラのLPが超おしゃれ。

欲しい。

2018/11/05追記
サントラ買いました。
何なのこれ、格好良すぎ。
とことん1930年代にこだわった本作。
最もこの時代に栄華を誇ったスウィング・ジャズにも一切手抜き無し。
56曲全てハズレ無しの撮り下ろし。
こいつは仕事が捗りそうだ。

動画出典:Studio MDHRのYouTubeチャンネル

 

動画出典:Studio MDHRのYouTubeチャンネル

 

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もっと作品を楽しむために

あらゆる作品へのオマージュがちりばめられているのは先述したが、その中でも作品を通してリスペクトしているのが、Betty Boop(ベティ・ブープ)やPopeye(ポパイ)で知られるFleischer Studios(フライシャー・スタジオ)。

この最初期の名前が実はInkwell Studios。

本作のステージとなる島の名前に採用されていることからも大きな影響を与えていることが伺える。

このスタジオも本作の制作スタジオ同様、兄弟によって設立されており(Max FleischerとDave Fleischer)、なんだか必然性を感じてしまう。

音声入りのアニメーションが始まった頃にベティやポパイ、スーパーマンで大ヒットを飛ばし、当時は初期のディズニーと首位を争うほどの人気だったそうな。

動画出典:Fleischer StudiosのYouTubeチャンネル

上に引用したのは当該スタジオの最初期の作品”Out of the Inkwell”(インク壺の外へ)。

DVD再生のキャプチャ動画だけど一応公式チャンネルらしい…。

この頃はまだ音声入ってなかったみたいね。

Koko the Clown(道化師ココ)というキャラクターを生み出し、これが大きな成功を収めたらしい。

もちろんこのキャラクターをオマージュしたボスキャラもゲーム内に登場するので、探してみて欲しい。

 

もっと詳しく元ネタを知りたい人は是非[cuphead references]でYouTube検索を。

ウッディ・ウッドペッカー、モーティマー・マウス、トムとジェリー、『ポパイ』のブルートとオリーブ、『ストリートファイターⅡ』のリュウとケンなど目白押し。

中には全く同じ動きをするものも。

いやぁ、よく見つけたもんだ。

もっと詳しく
オマージュの元ネタをゲーム視点で徹底考察しているブログ記事。
ゲームの情報量すごい。

 

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