【ゲーム】Cuphead
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作品紹介

動画出典:Studio MDHR

JACK
プレイするカートゥーン!初見殺しのオンパレード!

作品情報

CUPHEAD

開発元:
・Studio MDHR

ディレクター:
・Chad Moldenhauer(チャド・モルデンハウアー)
・Jared Moldenhauer(ジャレッド・モルデンハウアー)

対応機種:
・Microsoft Windows
・macOS
・Xbox One

発売日:
・2017年9月29日

あらすじ

インクウェル島(Inkwell=インク壺の意)と呼ばれる魔法の国で、賢者ケトル爺さん(Elder Kettle)の庇護の下、暢気に暮らしていた兄弟カップヘッド(Cuphead)とマグマン(Mugman)。

ケトル爺さんに日頃から注意されていたにも関わらず、二人はデビル(Devil)のカジノに入ってしまう。

ダイスゲーム、クラップスのテーブルで連勝する二人のもとにカジノのオーナー、デビルが現れ、二人により高額な取引を持ち掛ける。

「このゲームに勝てばカジノはお前らのもの、負ければお前らの魂は俺のもの。」

これまでの連勝に気が大きくなったカップヘッドはマグマンが止める間もなく、ダイスを振ってしまう。

あっさり負けた二人に対し魂の引き渡しを迫るデビルに、他の方法で償えないか懇願する二人。

「明日の真夜中までに債務不履行者たちの魂を持ってくれば許してやる」という条件を満たすべく、二人は急いでカジノを後にした。

レビュー

感想

僕はこのゲームがやりたくてsteam(PCでプレイ出来るゲームのプラットフォーム)デビューしたんだけど、期待以上だった。

最近インディーゲームデベロッパーのゲーム熱いのよ。
本作はチャドとジャレッドのカナダ人兄弟によって設立されたStudio MDHRの最初の作品。

2D横スクロールのアクションゲームだけどすごくやりごたえがあった。

ほぼ全ステージがボス戦で、「えー、そっからそんな動きすんのかよ!」という予想できない初見殺しの攻撃をしてくるし、特にカスタマイズしない限り3回のダメージで負け(最大で5回)となるので、ファンシーな見た目に反して結構シビア。

というかめっちゃ死ぬ。

難しすぎて挫折しそうになる。

(ちなみに僕はラスト直前のMr. King Diceのトランプの行進に長いこと悩まされた)

 

操作性や難易度もいいけど、このゲームはやっぱり「1930年代カートゥーン」な世界観が見どころ。

毎フレームを手描き、手塗りして、背景は水彩で仕上げているっていうんだからすごい。

プレイ中は弾幕と敵の動きに集中しちゃって細部まで目が届かないので、クリア後は他人のプレイを観ながら世界観を楽しむのも良い。

もっと詳しく
ゲームの生い立ちと制作背景についてChad Moldenhauerへのインタビュー記事。

 

絵だけじゃなくて音楽もすごいのよ。

サントラ買ったけど、格好良すぎて何回リピートしたかわからん。

もうとことん1930年代にこだわっていて、この時代に最も栄華を誇ったスウィング・ジャズにも一切手抜き無し。

56曲全てハズレ無しの撮り下ろし。

米ビルボードのジャズ・チャートで初登場1位だって。

いくつか動画がアップされていたので聴いてみて!

日本語パッチが2019年Nintendo Switch版が出たタイミングでリリースされたけど、これだけこだわりぬいて作られた世界観を100%堪能するためにも英語版でプレイするのを強くオススメしたい。

 

動画出典:Studio MDHR

 

動画出典:Studio MDHR

 

 

2019年には追加コンテンツで新キャラ使えるみたい。

これって3人プレイできるってことなのか…選べるだけ?

JACK
マグマン(青いやつ)がちょっと怖い…。歯のせいかな…

 

動画出典:Studio MDHR

 

2019/08/27追記

DLCリリース2020年に延長になったみたいね。

新ステージも追加だな、楽しみ!

動画出典:Studio MDHR

もっと作品を楽しむために

このゲーム、カートゥーンに強いこだわりを持っているだけあって、オマージュ元を探すのも面白い。

その中でも作品を通してリスペクトしているのが、Betty Boop(ベティ・ブープ)やPopeye(ポパイ)で知られるFleischer Studios(フライシャー・スタジオ)。

この最初期の名前が実はInkwell Studiosらしい。

本作のステージとなる島の名前に採用されていることからも大きな影響を与えていることが伺える。

このスタジオも本作の制作スタジオ同様、兄弟によって設立されており(Max FleischerとDave Fleischer)、なんだか必然性を感じてしまう。

音声入りのアニメーションが始まった頃にベティやポパイ、スーパーマンで大ヒットを飛ばし、当時は初期のディズニーと首位を争うほどの人気だったそうな。

動画出典:Fleischer Studios

 

上に引用したのは当該スタジオの最初期の作品”Out of the Inkwell”(インク壺の外へ)。

DVD再生のキャプチャ動画だけど一応公式チャンネルらしい…。

この頃はまだ音声入ってなかったみたいね。

Koko the Clown(道化師ココ)というキャラクターを生み出し、これが大きな成功を収めたらしい。

もちろんこのキャラクターをオマージュしたボスキャラもゲーム内に登場するので、探してみて欲しい。

日本のゲームからも強いインスピレーションを得ているようで、[cuphead references]でYouTube検索するととんでもない量出てくる。

ウッディ・ウッドペッカー、モーティマー・マウス、トムとジェリー、『ポパイ』のブルートとオリーブ、『ストリートファイターⅡ』のリュウとケンなど目白押し。

中には全く同じ動きをするものも。

JACK
いやぁ、名作の背景には圧倒的な研究があるんだなぁ。

 

もっと詳しく
オマージュの元ネタをゲーム視点で徹底考察しているブログ記事。
ゲームの情報量すごい。
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