【ゲーム】パペッティア
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作品紹介

動画出典:PlayStation Japan

JACK
まるで観劇しているかのような演出が楽しい!子供と一緒にプレイしたい隠れた名作!

作品情報

パペッティア

開発元:
・SCEジャパンスタジオ

ディレクター:
・Gavin Moore

パブリッシャー:
・SIEJA(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)

対応機種:
・PlayStation 3

発売日:
・2013年9月5日

あらすじ

これは魔法劇場で公演されている演目である。

月の女神が可愛がっていたリトルベアがある日突然、「黒のムーンストーン」と魔法のはさみ「カリバス」を強奪し反乱を起こした。

自らをムーンベアキングと名乗ったリトルベアは女神を撃退し、光のムーンストーンを割って部下に分け与える。

月の女神の飼い猫だったインヤンは少数ながらも反乱軍を結成しムーンベアキングに肉薄したが、騎士が腰抜けだったため反乱は失敗。

反乱の頭目だった4人のヒーローの力は各地に封じられた。

それから3年。

ムーンベアキングは自らの地位を守るため、夜な夜な地球の子供たちの魂を攫っては闇の軍勢へと変えていた。

攫われた子供の一人、クウタロウは魂を木の人形に移し替えられ、更に頭を引き抜かれムーンベアキングに食べられてしまう。

途方に暮れるクウタロウに、城の厨房で働く月の魔女が手を差し伸べる。

魔女の手引きで「カリバス」を城から盗み出し、攫われてきた太陽の妖精ピカリナを助け出したクウタロウは、ムーンベアキングから月を解放するための冒険に挑むのであった。

レビュー

感想

まず、ゲームの物語自体が劇場で公演されている演劇という世界観がユニーク。

登場キャラクターは出演者扱いだし、観客のリアクションは聞こえるし、メタ発言も多い。

嘘くさい素人演技風な演出もあるのがまたリアルで良い。

舞台転換の演出やステージのギミックも面白く、音楽のクオリティも高かった点も満足。

次どんな見せ方をしてくれるのかウキウキしながらプレイしたなぁ。

音楽担当は映画音楽の作曲家、Patrick Doyle(パトリック・ドイル)だって、納得。

残念ながらサントラ欲しいけど出てないんだよね…。

動画出典:PlayStation Japan

 

上の動画で分かる通り、ゲームシステムはオーソドックスな2Dアクションで難易度は低め。

CERO:A(全年齢対象)だしね。

ただ、やりこみ要素とあちこちに散りばめられた小ネタが結構多いのであれこれ探索しているうちに時間が経っていることも。

100種類収集できるヘッドコレクション(クウタロウの頭の代わりのアイテム)と、それぞれに特有のアクションを特定の場所で行わないと手に入らないシークレット条件も探すのが面白い。

『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役で有名な藤原啓治のナレーションがまた良くて(これが一番良かった)、プレイヤーの操作するキャラクターにいちいちツッコミを入れてきたり、ステージ紹介していたはずが脱線していたりと、賑やかで観ているだけでも全然飽きない。

あんまり知られてないタイトルなんだけど、名作だからたくさんの人にプレイして欲しい(そして感想を聞かせてほしい)。

今PS3でしかできないからねぇ…なかなかねぇ…。

 

補足
PlayStation Storeで体験版として『パペッティア リハーサル版』がダウンロード可能。

準備中の舞台の様子を見学できるといった内容になっているので興味のある方はお試しを。

もっと作品を楽しむために

クリエイティブディレクターのギャビン・ムーアも、リードゲームデザイナーの佐藤一信も、共に元々ホラーゲーム『SIREN』シリーズに携わっていた人物。

JACK
まさかのホラー。全く想像もできない…

本作で作風がガラッと変わっていて、制作大変だったんじゃないかなぁと思って色々調べていたら制作秘話ムービーを発見したので紹介。

動画出典:PlayStation Japan

 

動画出典:PlayStation Japan

 

動画出典:PlayStation Japan

 

これは表現の分野ではどこでも共通することだと思うんだけど、やっぱり条件を絞って尖らせるのってすごく大事だよなぁ。

動画内でも語られていたけれど、「劇場」っていう制限がなければあの作品は絶対にできなかっただろう。

随所に散りばめられた職人たちの技を感じながらプレイしたい作品だ。

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